寿貿易株式会社 株式会社メカニクス
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札幌工場 作業日誌

メカニクス札幌工場では、お客様からご注文いただいた機械やその付属品を厳重に検査・調整のうえ、お届けしています。このコーナーでは、日頃の作業で感じたこと、出荷前検査で発生した問題やエピソードなどを都度ご紹介したいと思います。

<単純な機械こそベスト> 2006.12.04

台湾や中国製の機械を扱っていて非常に気を使うのは、電装品の品質です。工場での出荷前検査やお客様サイドでのトラブルの大半は電装品関係です。弊社で扱っている旋盤・フライス盤でも、主軸回転速度が無段変速のモデルには電子基板が搭載されていますが、機種によっては入荷した機械の5%程度に電装品の不具合が発見されています。このため出荷前検査においても格段の注意を払っております。弊社では、自衛策として、一部の電装品を国産品に交換する作業を実施しています。同時に、電装品のスペアパーツを常時在庫し、トラブルが発生しても迅速に対応できる態勢を整えております。
電装品の品質が必ずしも安定していないのに、海外の各メーカは電子基板を使った新機種をどんどん出しています。時代の趨勢として、その流れは止められませんし、一見大変魅力的な製品もあります。 しかし、多機能になるにつれ、トラブル発生件数は確実に増えます。従って弊社では、仮に新しい機種が出てきても、製品ラインナップに加えるまでに、ある程度の時間をかけて慎重に品質をチェックします。前回話題として取り上げたミニフライス盤用の自動送り装置のように、何度もテストを繰り返しながら未だに商品化できないものもあります。最近では、タッピング機能や、主軸回転数表示計などが内蔵されている機種も出始めておりますが、信頼性の点で二の足を踏んでいます。
その点、ベルト掛け替え式の従来機種は、電装品トラブルも稀な上、様々な問題点を解消しつつ今日まで生き残っている機械なので、安心です。例えば、M18Aや、その廉価版であるFM140小型フライス盤は、お手軽な価格で人気がありますが、構造がシンプルなので故障が少なく大変安定した製品です。単純な機械こそベストなのです。
<“半自動”送り装置> 2006.11.11

弊社で取り扱っているフライス盤のいくつかには、テーブルの長手方向(X軸)などに、自動送り装置が取り付けられる機種があります。その代表格が自動送り装置を標準装備したM20Aです。この機種は発売を開始して以来12年以上にわたりロングランを続け、多くのユーザの皆様にご愛用頂いております。M20Aに搭載している自動送り装置は品質的に安定しており、大きなトラブルも発生していません。他にも、M28A, M45A, M0(V)12などにもオプションで自動送り装置が取り付けられます。M0(V)12の自動送り装置は、音も静かな上、送りも極めて軽快です。いずれにせよ、自動送り装置が取り付けられる機種は、弊社の製品ラインナップの中では、比較的大きな機種に限られます。

もう少し小さな機種にも自動送り装置を取り付けられないものかと常々思っていますが、なかなかうまくいっていないのが実情です。今までにミニ卓上フライス盤用の自動送り装置のサンプルを、海外より数台取り寄せ、いろいろ試してみましたが、とてもお客様にご提供できるレベルにあるとは思えません。最初のサンプルは、ユーザサイドで取り付けが可能なアタッチメントとして入荷しましたが、例によってそのままでは機械本体に装着することが出来ず、ある程度の加工が必要でした。肝心の動きについては、左から右方向への自動送りは出来ますが、逆方向(右から左)に戻すことが出来ない“半自動”送り装置でした。その上、ボリュームを廻しても最初のうちは作動せず、途中までボリュームを上げると急にモータが回りだすので、とても使える状態ではありませんでした。海外のメーカに改善を依頼し、2年後にその改良品を入手し、再び実験してみました。さすがに今回は、逆方向に戻せないなどということはありませんでしたが、送りスピードの調節が難しく、極端に遅いか、極端に速いかのどちらかになり勝ちでした。改良品を海外メーカに送り、このサンプルが正常なのか、問題があるのかチェックさせましたが、メーカの見解としては「なんら問題がない」とのことでした。ただ、品質が完璧ではないことも匂わす微妙な回答でした。
安定した品質のミニフライス盤用自動送り装置の、一日も早い登場を期待している今日この頃です。

“半自動”送り装置

<会社の宝-検査表(その2)> 2006.10.24

海外から輸入した旋盤やフライス盤を整備して品質アップを図るのに、各種の検査用シートの活用が有効なことは論を待ちません。しかしながら、海外製品は、常に品質にばらつきがあり、どこに問題が潜んでいるかわかりません。検査用シート上に全く記載されていない(即ち、検査対象となっていない)箇所にも不具合が隠されている場合があります。これらを出荷前に発見し、未然に防いでいるのは、作業担当者が長年の経験で培った勘や知恵です。ある作業担当者は、回転テスト中に発生した、かすかな音の変化から、内部ギアの不良を発見しました(FL350E)。 また、別な担当者は、いつものように各部のハンドルをチェックしている時に、マイクロメータカラーの目盛の刻印の下に、別な目盛が2重に刻印されていることに気が付きました。よくよく見ないと気がつかない程度のものですが、調べてみると、海外メーカが古いマイクロメータカラーの刻印を消して、その上から別な刻印を施したものであることが判明しました。最初「なにか、いつもと違っている。どこだろう?」とその担当者は感じたといいます(USL5-2)。
弊社の旋盤・フライス盤は、検査用シート+職人の技・経験・勘・知恵の上に成り立っているのです。

検査表記入

<会社の宝-検査表(その1)> 2006.09.25

メカニクス札幌工場では、皆様にお届けする旋盤やフライス盤の出荷前検査時に機種別の検査表、精度検査表、切削テスト(一部機種は除く)の3種類の検査用シートを使用しています。これらの検査用シートは単なるチェックシートではなく、製造指図書を兼ねています。各作業担当者は、検査用シートに従って、各部の点検、手直し、部品交換、精度調整など、様々な作業を進めております。検査内容は、お客様からの苦情やトラブル、海外の仕入先からの技術情報、工場内で発見された隠れた問題点、関連法規など、様々な状況の変化に応じて都度、改訂しております。地道に版を重ねるに連れ、内容も充実し、ページ数も増加していきます。因みに、弊社の人気機種であるFL350E旋盤の最新版は第14版、 FM100フライス盤は第15版を数えております。
弊社の検査用シートは、それぞれの機種の技術情報・各種のノウハウ・さらにはその機種が発売以来たどってきた歴史を凝縮したものです。まさに、門外不出の会社の宝なのです。

検査表

<機械を分割して搬入するのはお奨めしていません> 2006.08.17

「購入予定の機械が重いので、機械を2つか3つに分割して搬入できないか」というお問い合わせが、お客様より時々舞い込みます。確かに、一部の機種は価格が手頃なのに、機械が重すぎて3-4人で運ばないと搬入が困難であることは否めません。このため機械をいくつかに分割して運び入れ、再び組み立てたいという意見が出るのは当然でしょう。実際、そのようにして搬入設置されたお客様もいるようです。分割といっても、機械に取り付けてあるアクセサリーや一部のアタッチメントを取り外すくらいなら、大きな問題は起こらないと思います。が、それらを外したところで、重量が劇的に軽減されることはありません。本当に軽くしようと思えば、本体の主要部品を思い切って分割するしかありません。でも迂闊にそれをやれば折角調整した精度が完全に狂ってしまいます。分割することを想定して、工場での精度調整後に位置決め用のピンを打ち込んだり、マーク(割り印のようなもの)を入れたりして、再組み立て時に合せられるように工夫してある機械もあるようですが、果たしてどうでしょうか。元の精度に戻る保証は全くありません。ですから、一部の例外を除き、機械の分割はお奨めしません。裏を返せば、分割が簡単に出来る機械があるとすれば、それは最初から精度と無縁の機械だと思われます。工作機械は「組み立て家具」ではないのです。
低価格なのに比較的重量のある機械の搬入設置は、弊社でも常に「課題」となっております。正直なところ、まだ決め手はありませんが、機種や、それぞれのお客様の状況に則して、いろいろなアドバイスさせて頂いております。

機械を分割して搬入するのはお奨めしていません

<有効な解決策のない音の問題> 2006.07.19

お客様からのクレームや工場での出荷前検査で最も悩ましい問題のひとつは音に関するものです。「回転音がおかしい、故障ではないか」「異音がする、気になるので直して欲しい」・・・音の問題は主観がからむため、ある人にとって気にならなくても、別の人にとっては気になって仕方がないということがしばしばあります。
M20Aという長手自動送り装置が標準装備されたフライス盤があります。先日、出荷前検査において、この自動送り装置から異音がすると作業担当者が言い出しました。指摘を受けて、耳を澄まして聞いてみると、確かに通常の回転音に混じってキーンという音が聞こえます。言われなければ聞き逃してしまいそうなレベルですが、同じロットの別な装置と音を聞き比べれば、はっきりと違いがわかります。
早速、この装置を製造している海外メーカに現品を送り調査を依頼しました。結果は、予想はしていたものの、やはり大変失望しました。曰く「誰に聞かせても、指摘されるような異音をキャッチすることは出来なかった。全く正常で、不具合箇所は全くない。当方(海外メーカ)に全く落ち度がない訳だから、調査に要した費用を負担して欲しい」
日本人は音に敏感で、外国人からみれば神経質に映るのかも知れませんが、多くの日本のユーザが「気になる」ものに全く対処しないわけにはいかず、いつも頭を悩ませています。

異音がする
“異音”がする??

<閉まらない機械> 2006.06.20

当社で扱っている最も小さな旋盤はネットショップのみで販売しているFL200Eです。世の中にはこれより小さく、安価なミニ旋盤も出回っているようですが、これ以上小さくなると、実用上問題があるので、当社では扱っていません。
FL200Eは、ハーフナットが装備されていないなど、操作性に若干問題がありますが、デザイン的にも洗練され、品質もこのクラスとしてはまあまあに仕上げられています。日頃、この機械を工場で整備していて最も目につく問題は、サイドカバーです。正面のビスを緩めてサイドカバーが開くようになっているのですが、カバー上のビス穴と本体側のビス穴が全く合っていないのです。にもかかわらず、無理やりビスをねじ込んであるので、札幌工場の出荷前検査で一旦カバーを開くと、2度と閉められなくなってしまうのです。この機械も今までに多数出荷して来ましたが、ほぼ100%この状態なので、工場では都度、穴加工して修正しています。まさに、しまらない機械だったのです。

しまる機械になりました
閉まる機械になりました

<そのままでは取り付け困難なデジタル目盛> 2006.05.23

FL260E/350Eのクロススライドおよびトップスライドの送り量を表示するデジタル式の目盛を、悩んだ末に、弊社でも取り扱うことにしました。何故「悩んだ末」なのか?この商品はもともとキットとして発売され、ユーザ自身で手持ちの旋盤に取り付けることを前提としたものです。札幌工場でもこのキットを2セット購入し、いろいろ調べてみました。結果として、この目盛には以下のような問題があることがわかりました。
  • 取り付けてみると、バックラッシュが大きく、これを改善させるには軸受け部分またはリードスクリューの一部の切削加工が必要。
  • 全体の動きが悪い。特にトップスライドの調整に時間を要する。
ほかにも細かい問題はありますが、上記の2点の問題により、弊社ではこの商品をキットとして単体で販売するのはあまりにも無責任と判断しました。従って、この商品は原則として、札幌工場にて旋盤に取り付け、調整作業を実施することになりました。多少割高にはなりましたが、これにより一定の品質は確保できるようになりました。

ただいま取付作業中
ただいま取付作業中

<他社の同等品より良心的な仕上がり> 2006.03.15

中国や台湾から輸入され、札幌工場に入ってくる旋盤やフライス盤は、それでも以前に比べればよくなっている部分もあります。特に、塗装の仕上がり具合や梱包などの見た目は美しくなりました。でも、それに感心していると直後に大いに裏切られることになります。最近の機械はとにかく「送り」がおそまつ。「送り」とはなにか?一番わかりやすい例は、フライス盤のテーブルのXYハンドルの動きです。言い換えれば、手でハンドルを回したときの感触です。台湾や中国の機械は、回したときの感触がやたらに軽いか、極端に重いかのどちらかです。軽いのは、ジブがガタガタの状態で、ジブ本来の機能を果たしていない場合が殆どです。重いのは、ただただジブをきつく締め付けてあるだけで、ジブを緩めると忽ちガタガタになり、「軽い」送りに早変わりしてしまいます。
本来Bタイプでは、この辺りの再調整は対象外なのですが、送りが余りにもひどい場合は、この部分の修正に手をつけざるを得ません。送りの調整作業は、意外と手間がかかっています。弊社が取り扱っている機種の一部は、他社でも並行輸入されているようですが、Bタイプといえども、札幌工場から出荷される機種の方が他社の同等品より良心的に仕上げられていると確信しています。Aタイプではさらに精度調整も実施します。我ながらよくやっていると思います。
※現在BタイプはMSタイプに呼称が変更されています。

<海外メーカ品の品質改善が進まない> 2006.02.02

2006年も早一ヶ月が過ぎてしまいました。年末年始にかけて入荷した機械やアクセサリー類の受け入れ検査状況や、それらの出荷前検査状況を見ていて痛感したのは、品質に問題がある輸入商品(当社では「不適合品」と呼んでいます)がいかに多いかということです。「品質に問題あり」といえば、精度的な部分を思い浮かべるお客様が多いのですが、機構部分の不具合や欠品等の単純ミスも極めて多く、チェックするのが大変です。この一ヶ月間に工場で発見した主なものは以下の通りです。

*異常回転音(FL350LM)
*ハイローレバーが入りにくい(同)
*微動送り装置動作不良(FM100)
*角スポール(四面刃物台)の裏面に段差(USL5-2)
*スイッチ不良(FM120E)
*標準付属のドリルチャックの開閉不良(FM100)
*四爪チャック用ハンドルが、チャック側の穴と合わない(FL350E)
*マイクロメータカラー(目盛)の刻印不良(USL5-2)
*四爪チャック用バックプレート不良(主軸への装着不可)(USL6A)
*コレット用ケース不良(なんとケースからコレットが取り出せない!)
*自動送り装置から異音(M20A)
*押さえ金セットの一部ブロック欠品(FM100)
*スピンドル不良(M28A)

ここで挙げたものは氷山の一角で、発見と同時に工場で直してしまうケースも多々あります。
これらの問題点は都度海外メーカに連絡をとり、改善を強く要求しています。しかしながら、多くのメーカは良品への交換に応じるだけで、根本から改善しようという意欲が希薄なのが気になります。こんな訳で、工場は年明けからフル稼働です。
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