以前に比べて、中古機械に関する、お客様からのお問い合わせが増えています。

「メカニクス製の卓上旋盤の中古機を手に入れました。足りない部品があるので販売して頂けませんか」
「友人からメカニクスさんのフライス盤を譲り受けましたが、不具合があるので、直して頂けませんか」
「中古とはいえ、札幌工作機械製作所製とあったので、安心して購入しました。サポートしてくださいね」

昔と違って、今はネットで中古品を手軽に売り買い出来る時代だからでしょうか。様々なルートを通じて、私たちがかつて手掛けた旋盤やフライス盤が中古機械として出回っているようです。
中古機械とはいえ、弊社が手掛けた機械を特に選んで購入して下さるお客様がいるのは、やはり悪い気はしません。でも、そこはやはり中古品。いろいろ難しい問題もあるようです。

中古機を購入はしてみたものの、主要な部分が破損していて、生憎、弊社にも手持ち部品がなく、お困りのユーザー様がいる一方で、「ない部品は自分で作る」といって、機械の再生を心から楽しんでいる猛者もいるようです。
中には、中古機を購入する前に、現在でもその機械の部品が確実に手に入るかどうか、弊社に確認してくる慎重なお客様もいます。
また、他社様が販売した類似機械の中古品を、弊社の機械と誤認して、部品の供給を依頼してくるお客様もいます。機械番号や型式、外観、塗装色などを確認すると、弊社が手掛けたものかどうかわかります。

中古機械について、時々、私たちが入社する以前に製造・販売されていた機種に出くわすことがあります。あまりにも古いので、詳細がわからず、どう対応してよいのか四苦八苦することもしばしばです。
20年以上前に製造販売された機種にもかかわらず、非常にコンディションがいい機械に出会うと、なんだか嬉しくなります。
機種によっては、その機械をみた瞬間、その当時の苦労が甦り、懐かしさがこみ上げてくることもあります。

弊社は、他社様に比べて、スペア部品をたくさん保有しているという自負はありますが、機種が古くなればなるほど、部品在庫数が年々確実に減少していきます。残念ながら、それはどうすることもできません。やむを得ず、新たに作ることもありますが、非常に高くつきます。
従って、折角手に入れた中古機械のユーザー様に対して、部品の供給をお断りせざるを得ないケースや、髙額の部品のお見積書を提示せざるを得ないケースが増えてきました。部品を自分で作れる猛者の方なら別でしょうが、結局、中古機械が高いものについているのではないかと心配になります。