毎年6月、全国的に有名になった「YOSAKOIソーラン祭り」や「札幌祭り(北海道神宮例祭)」などが開催されると、いよいよ札幌にも夏が来たのだということを実感します。気分も明るくなります。札幌工場にある木々もたくさんの葉を付け、ちょっとした都会のオアシスになります。この季節は、昼休みに屋外に出て、深呼吸するだけでも、爽やかな気分になります。

しかし、今年は招かれざる客のために、その平穏な雰囲気がぶち壊しになってしまいました。
工場敷地内の建物に隣接する木の上に、カラスが営巣しヒナを育て始めたからです。雪が解けてもまだ寒かった4月中旬頃から、つがいのカラスが工場の回りを飛び回っていたので、警戒はしていたのですが、恐れていた通り、営巣し卵を産んでしまったのです。
よく知られているように、子育て中の親カラスは、ヒナを守るために、非常に攻撃的になります。私たちも、表に出ると、親カラスから鳴き声で威嚇されたり、頭を叩かれたりするようになりました。

カラスは頭がよいと言われますが、人間を識別する能力も優れているようで、弊社の社員を無差別に襲ってくるわけではなさそうです。いつでも攻撃対象にされる残念な社員がいる一方で、全く攻撃されない幸運な社員もいます。服装を変えても見分けるようです。一方、出入りの運送業者さんや工具屋さん、お弁当屋さんには攻撃を仕掛けません。特定の社員だけが狙われます。ターゲットにされた社員は、別にカラスにひどいことをしたわけでもないのに、誠にお気の毒です。

札幌市では、依頼すればカラスの巣を駆除してくれるようですが、それは街路樹などに限られ、工場敷地など私有地内に営巣したカラスについては、対象外だとのことです。市の許可を得て、業者に依頼する方法もありますが、鳥獣保護の観点からもいささか抵抗があります。
育ったヒナは7月中に巣立ちするようですが、それまではカラスとの睨み合いが続きます。