この日誌に限らず、弊社のHPやカタログ上で言い古されていることなので、いつも読んで下さっている方々からは「またか」と言われそうですが、寿貿易・メカニクスの強みは、やはり、真面目に、そして愚直に輸入機械を仕上げて、お客様にお届けしていることであり、さらに納入後も誠実にアフターサポートに取り組んでいることだと自負しています。
ところが、このような地道な努力が、全く評価されずに無視されてしまう場面に遭遇することが時々あります。
皆さんが家電製品などを買うときには、いくつかの候補製品を比較検討した上で、最終的に購入を決断するのではないでしょうか。数万円の家電製品を選ぶときでも、慎重に検討するわけですから、数十万~数百万の旋盤・フライス盤の購入にあたっては、より慎重に、そして入念に類似製品と比較検討をするのは当然です。個人で購入する場合なら、頭の中であれこれ比較して、購入機種を決めてしまうこともあるでしょう。でも、企業や官庁など、法人として購入する場合には、まず購買担当者が候補機種の比較資料のようなものを作成して、それを基に社内で検討の末、最終的に機種を決定するケースが多いのではないでしょうか。
実は、この比較資料において、私たちが地道に努力している部分が全く反映されないことがあります。特記事項として、“この会社の製品は割高だが、きちんと整備されアフターサービスもしっかりしている”などと明記されれば救われるのですが、ただ、スペックと価格だけの比較表を作られると、同じような仕様なのに、私たちの機械だけが高いような印象を与えてしまう結果になります。
いままで、そのような理由で、候補から漏れてしまったことがありました。

私たちの仕事は、地味で目に見えない部分が多く、実際の成果が理解されにくいのは事実です。
現時点では人手も費用も足りず、とても無理なのですが、将来は工場見学会のようなイベントを開くことができたら面白いと思っています。1台の輸入旋盤のどこに問題があって、どのような作業を実施しているのか、どんなところで苦労しているのか・・・などを間近でご覧になれば、実際の整備・調整作業が如何に大変かということを理解して頂けるはずです。
そうすれば、比較表の書き方も自ずと変わっていくのではないでしょうか・・・。

いずれにしても悩ましい問題です。


持ち込まれた古い機械の修理も大切な仕事