弊社では、旋盤、フライス盤をお買い上げ頂いたお客様にはもれなく、取扱説明書の付録としてそれぞれ「基本的な旋盤作業」、「基本的なボール盤・フライス盤作業」という小冊子を進呈しています。この種の資料は以前からありましたが、いま進呈しているのは内容を全面的に見直した改訂版です。弊社の機械をご愛用頂いているユーザー様には、それまで旋盤やフライス盤を使った経験がない初心者の方が多数おられます。これらの冊子は、このような初心者の方々を念頭に、できるだけ平易な言葉を使用するとともに、イラストを多用するなど様々な工夫を凝らし、理解しやすい手引書となるよう努めました。「基本的な旋盤作業」が25ページ、「基本的なボール盤・フライス盤作業」の方は20ページほどのボリュームですので、決して詳しすぎるというものではありません。ただ、内容を詳しくして、分厚い本にしてしまえばいいのかといえば、それも問題ありのようです。市販の旋盤・フライス盤の教科書の中には分厚い上、説明に数式などが使われているため、初心者には手に負えない内容の本がたくさんあります。どの程度の内容で、どの位のボリュームに抑えるかは、いつも頭を悩ませる問題です。いずれにせよ、こんな小冊子ではありますが、本当に基本的なことは網羅しているつもりです。それでも、出来上がったものを読み直してみると、舌足らずな表現とか、難しすぎる言い回しとかが目につき、「ああすればよかった」「こうしたらよかった」と後悔する点がたくさんあります。例えば、三爪チャックの着脱方法の説明ひとつとっても、機種によりやり方が異なるケースなどがあり、まだまだ改善の余地があります。
旋盤やフライス盤作業は非常に奥が深く、私たちが作成した手引書のようなもので語り尽くせるものではありません、それでも、弊社の小冊子をきっかけとして、旋盤やフライス盤作業を楽しむユーザー様がひとりでも増えてくれたら、まさに望外の喜びとするところです。
これからもユーザー様のご意見を反映させながら、よりよい小冊子になるよう内容を見直していきたいと思っています。