雪が問題になるのは、なにも工場敷地内だけではありません。雪がたくさん降る日は交通がマヒし、工場を出荷した荷物が予定通りにお客様に届かなくなることがあります。夕方に札幌工場で運送会社に引き取られた本州方面向けの荷物は、その日のうちに苫小牧港に運ばれ、午後10時出港の船で青森県の八戸港に向かいます。八戸港からは再び陸路で日本各地に輸送されます。通常、札幌から苫小牧までは2時間程度かかりますが、雪が多い日には、苫小牧までの道路が渋滞したり、最悪の場合、閉鎖されたりします。もし、その日の船に載せられなければ、丸一日出港が遅れます。従って、吹雪などが予想される場合は工場出荷を一日前倒しするなりして、お客様への配達指定日に遅れないように工夫しています。今年は雪が少ないこともあり、幸いまだ雪により輸送に支障が出たという話を聞いたことはありませんが、毎日の天気予報には常に注意しています。
雪が少ないといえば、先月話題になった植木屋さんが、突然工場に現れました。本当は雪下ろしの仕事をもらいたかったようですが、除雪をお願いするほど雪が積もっていないので丁重にお断りしました。 すごすごと引き上げて行きましたが、なんだか後ろ姿が寂しそうだったな・・・。


ただいま本州向けの機械を積み込み中