卓上旋盤やフライス盤ビジネスに50年以上も携わっているにもかかわらず、恥ずかしながら、いまだに受注予測があまり当たりません。売れると思って在庫を積み増しした機種が苦戦する一方、あまり期待していなかった機種が善戦するようなケースは決して珍しくなく、いろいろ苦労しています。

世の中全体の景気が上向いている時なら、思い切って在庫を増やし、お客様からの様々なご要望にお応えできる態勢にしておくことが出来るでしょう。でも昨今のように、これから不景気が来るかもしれないと言われているような状況では、在庫のあり方も慎重に考えざるを得ません。弊社に限らず物品売買に携わっている会社なら、在庫は重要な課題だと思います。多くの会社がそうするように、私たちも市場動向、引き合い状況、そして過去の販売実績などを勘案して、機種ごとの在庫数量を決めています。でも、驚いたことに、ここ数年の実績をよく分析してみても、機種ごとの売れ行きに法則性が見当たらないのです。 過去のデータは、少なくとも弊社に限っては、あまり参考にならないようです。いま世間ではビッグデータが話題ですが、私たちが扱うような商材では、残念ながらビッグデータが役立ちそうにありません。

年度末の3月は、例年通り、それなりに多忙でしたが、予想を上回るペースで売れた機種があった反面、意外に売れなかった機種もありました。売れた機種については、早々と品切れとなり、一部のお客様にご迷惑をお掛けすることになりました。在庫がなくなれば、海外メーカーに発注をかけて、新たに仕入れることになりますが、今までに比べて、入荷までに時間がかかるようになりました。これも世界経済減速の影響でしょうか。海外メーカー自体も在庫を減らしたり、人員を減らしたりしているのか、生産能力が落ちているように見受けられます。

最近になって、品切れ中だった一部の機種に、ようやく入荷するメドがたちました。やっと正常に戻ると喜んでいたのも束の間、別の機種が品切れ状態になりました。この機種は、過去数か月間、お客様からの問い合わせも少なく、あまり動きがなかったのに、この数週間であっという間になくなってしまいました。全く、予測がつきません。

いま札幌工場では、近日入荷予定の機種の受け入れ準備を進めています。受け入れと同時に、整備・調整作業に入り、お待ち頂いているお客様の元へ、迅速にお届けできるようにするためです。

入荷する機械やアクセサリーに厄介な不具合がないことを祈るのみです。