工場の東寄りの入り口付近に自生していたプラタナスの老木を、先日、断腸の思いで伐採しました。春から夏にかけて大きな葉が生い茂り、この木の下はちょっとしたオアシス気分を味わえる貴重な空間でした。

一方で、伸びた枝が路上の電線に接触したり、秋になると大量の落ち葉が発生し、その処理にかなりの時間を取られたりしていました。最近は、幹が入口を塞ぐような形で張りだすようになり、自動車の出入りの邪魔になってきました。

札幌駅やススキノなど札幌の中心から数キロしか離れていないのに、札幌工場には多くの木々が残っています。私たちは今まで、こうした緑を、極力残していこうと努力してきました。しかし、これらの木々が近隣とのトラブルの原因ともなってくると、放置するわけにもゆかず、今年の春先にも、何本かの木々を伐採しました。

実は、このプラタナスの木は、会社を創業した当時から、確かにそこにあったという話を聞いています。正に、工場の80年を見つめ続けてきた歴史の証人といえます。
なんとか、切らずに済む方法はないかと、思いあぐねてきたのですが、実際に自動車の出入りに支障が出ているという問題に直面し、やむなく伐採を決断しました。

伐採当日は、木の根元にお神酒をたっぷりかけて、感謝の気持ちを捧げました。
いざ切り倒してみると、幹の中に空洞があり、放置しておくと倒木の恐れもあったそうですので、伐採したのは正解だったようです。

切り倒されたプラタナスの木は、その場で輪切りにされ、トラックで積み出されましたが、その一部を、工場内に持ち込み、保管中です。そのうち、これを使って何か記念になるものを作りたいと考えているところです。

伐採前

伐採後