遺憾ながら今月もモノ不足の話です。

海外製部材の入荷の遅れで、苦労続きの毎日ですが、国内調達品にも納期の遅れが出始めています。

札幌工場で手掛ける旋盤・フライス盤には、主要な部材に海外製品を使用していても、国内製の部品や電装品を組み込んでいる機種が多数あります。 

10月の中旬、電装品類を国内の取引先に発注したところ、「欠品中、納期のメドは立っていません」との返事が来ました。
ようやく海外から部材が入荷しても、電装品がひとつでも足りなければ製品になりません。よって、私たちも、お客様には「ただいま欠品中、納期は未定です」としか答えられません。

影響はほかにも出ています。
10月に予定していた旋盤の納品時期が、来年1月以降に先延ばしになりました。お客様は機械関係のメーカさんで、新工場の開設に合わせて、様々な設備機械を導入することになっていました。私たちが手掛ける旋盤もその中の一つです。札幌工場では、早くから部材を確保していたので、納品は可能だったのですが、他の設備機械の入荷が遅れているという理由で、工場の稼働開始スケジュールが延期になったのです。

札幌工場に出入りしている工具関係の業者さんも、モノが入らなくて困っていると話していました。

過去に経験したことのない事態ではありますが、状況を見定めながら、様々な対策を検討しているところです。