海外の機械を取り扱っていて意外に苦労するのは、その機械専用に作られているマシンスタンドの整備です。
こうしたスタンドは、通信販売の家具に見られるように、組み立て式のものが殆どです。
ずっと以前は、当社もこれらのスタンドをお客様にそのままお渡ししておりましたが、ネジ穴が合わない、うまく組み立てられない、などの苦情が多く、今では、全て組み立てた上で出荷しております。
スタンドは、札幌工場で組み立てるものもありますし、海外メーカにて組み立てさせた上で輸入する場合もあります。
海外メーカの責任で組み立てられたマシンスタンドは、ノーチェックでお客様にお出し出来るものが少なく、様々な補強・補修作業を実施しているのが実情です。
わかりやすい例を挙げると、工具収納部の扉がゆがんでいて完全に閉らない、扉についているカギが壊れている、内部の工具収納棚が斜めについている・・・など、いろいろあります。
中には、溶接作業まで実施して補強しているスタンドもあります。
マシンスタンド自体は、精度とあまり関係のない部分ですが、こんなところにも手間隙かけて出荷しています。


マシンスタンドの組み立て作業(FM140用)

マシンスタンドの組み立て作業(FL400E用)