FM80Eはネットショップだけで販売している機種で、弊社で扱っているフライス盤の中で最小のものです。最小ではありますが、XYテーブルを始め、機械各部には鋳鉄が使用されており、小さいわりには頑丈な機械です。よくホームセンターで見かけるアルミ製のミニフライス盤と比較検討されるお客様がいらっしゃいますが、これらとは全く次元の異なる機械であることを付け加えておきたいと思います。
他の機種同様、FM80Eも札幌工場で入念に整備した上で出荷していますが、これほど当りはずれの大きい機械はありません。あまり手を煩わせることなく、スムースに整備が進む機械があると思えば、テーブルのXY各軸の動きが極めて悪く、キサゲで直さざるを得ない機械もあります。一言でキサゲといいますが、それを行うためにテーブルを分解する必要があり、相当手間がかかります。原則としてBタイプでは、ここまではしないのですが、出荷前検査段階で「いくらなんでもこれはひどい」というものが出ると、特例的にBタイプでも手直しをすることがあります。これらが同じロットの機械に出てくるのです。
FM80Eは最も小さいフライス盤であると同時に、もっとも安いフライス盤でもあります。それなのに、上記のようなひどい機械が発見されて、手直しをすると利益は瞬間に吹っ飛びます。FM80Eの整備では、変な機械が出るたびに大きなため息が工場内を包みます。
※現在BタイプはMSタイプに呼称が変更されています。


テーブルを分解調整中