旋盤やフライス盤の機械本体については各機種とも、弊社が独自に作成した検査表に基づき出荷前検査を厳格に実施しますが、一部のアクセサリー類は、目視チェックと簡便な検査のみを実施しています。旋盤作業において、長尺物の切削時に使用される固定振止・移動振止の従来の検査内容は、目視チェック、爪の動きのチェック、旋盤のベッドに載せて異常がないかなどを中心に調べていました。ところが以前、あるお客様から、固定振止の各爪を閉じた時、3本の爪の中心と旋盤の芯との間に数ミリのズレがあるとのご指摘がありました。以後、振止については必ず芯ずれをチェックし、必要に応じて調整することにしました。固定振止・移動振止の芯ずれの許容誤差は、機械本体の精度に比べればあまり厳しくはありませんが、ミリ単位で芯ずれしている振止は、やはり修正が必要です。検査を強化した結果、修正が必要な振止が時々見つかっています。このような振止は、フライス加工とキサゲを併用して直します。結構手間のかかる作業です。


FL350E固定振止をフライス盤で修正中