札幌工場は、ゴールデンウィーク期間中でも暦通りなので、5月2日と6日はいつもと変わらず操業しました。
ただ、この時期はお客様サイドがお休み中である場合が多いので、さすがに静かでした。
この2日間を利用して、検査表の改訂作業を実施しました。
検査表とは、海外から調達した部材や機械本体の出荷前検査に使用する書類で、単なるチェックシートではなく、製造指図書を兼ねています。
検査内容は、お客様からの苦情やトラブル、様々なご意見、部品や仕様の変更などにより、必要に応じて、年に数回改訂作業を実施しております。
過去5年間くらい改訂せずに続いている機種がある一方、毎回のように改訂している機種もあります。
FL350EやFL350E(Super)は、改訂の“常連”機種です。
今回の改訂で第44版を数えます。
2006年9月の時点で14版(※)でしたので、それ以来16年間で30回改訂したことになります。
改訂頻度は1年に約2回ということになります。
44回も改訂すれば、整備のノウハウとしては相当な蓄積となりますが、裏を返せば、海外から入荷した部材や機械に、品質上の問題が多かったということであり、複雑な気持ちにもなります。
第44版の検査表は5月中旬から使用する予定です。
※「会社の宝-検査表(その1)」2006.09.25
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