機械類はどんなにうまく作られていても、長期間使用すれば不具合箇所が出てくるものです。弊社のお客様の中には、20~30年以上に亘り弊社の機械をご愛用頂いているユーザの方々が多数おられますので、古い機械のサポートも出来うる限りさせて頂いています。故障発生の連絡を受けて、出張修理することもあれば、機械全体または一部をお預かりして、札幌工場で修理することもあります。ある程度の部品交換で済む場合は、当該部品をお送りして、お客様サイドで交換して頂く場合もあります。
部品交換とひとことで言いますが、実は弊社はスペア部品で相当苦労しています。といいますのは、海外メーカでは、コスト削減や合理化の名のもとに頻繁に細かい仕様が変更され、それに伴って部品の仕様もしばしば変更されるからです。部品の互換性なんてあったものじゃありません。極端な例では、輸入するたびに取り付けられている部品が異なる機械も過去にはありました。弊社では新機種を輸入し販売を開始する時には、ある程度のスペア部品も同時に確保しますが、折角準備した部品が使えなくなることがしばしばあります。これにつけ加えて、仕様こそ同じでも仕上りが悪く、機械に取り付け困難な部品も少なくありません。こんな部品でも、札幌工場で修理を実施するなら都度修正の上、取り付け可能となる場合が多いのですが、お客様サイドではそうはいきません。
このような事情から、故障に限らず、お客様からのご依頼によりスペア部品類をご提供する場合は、必ず札幌工場にてサイズや形状を確認し、必要に応じて適宜修正の上、お納めするようにしています。それでも不安がある場合は、事前にお客様の了解をとったり、機械を預かるなどして、極力お客様にご迷惑がかからないように細心の注意を払っています。アフターサービスとして部品を販売するのも楽ではありません。


フライス盤の主軸の長さが変更になったため、
引きネジの長さも以前と変わってしまった事例。
(この程度なら対応は比較的楽ですが・・・)