先日、中古品を専門に扱う業者さんを通じてメカニクス製のフライス盤を購入したという方から、修理に関する相談を受けました。値段が手ごろな上、「整備および動作確認済」という触れこみだったので購入を決めたそうです。ところが実際に使ってみると不具合が多く、オーバーホールしてくれないかというご依頼でした。

そのフライス盤は、機械番号から約15年前に札幌工場から出荷した古い機械であることがわかりました。不具合の内容を聞いてみると、錆びついて動かせない部分があるとのことでした。
これに対して、オーバーホールは不可能ではないが、費用が、その機械の購入価格を上回る可能性がある旨を丁寧に説明させて頂きました。その後、その方から連絡はありません。

この例に限らず、メカニクス製品の中古品を入手した方々からの、修理や部品供給についてのご相談が増加しています。

ネットオークションサイトでも、私たちが手掛けた旋盤やフライス盤が多数出品されているようです。ある時、25年以上前に出荷したとても古い機械が出品されているのを見つけました。なんとも懐かしく、昔の恋人に再会したような気分になりました。でも残念なことに、その機種の主要なスペアパーツは殆ど売却済となっているので、落札された方から部品供給の依頼が来ても応じられないかもしれないなどと、余計な心配をしてしまいました。

ちょっと気になるサイトもありました。中古品として掲載されているメカニクス製の機械の画像に、別な機械の型番が記載されていたのです。画像を見る限り、確かに過去に弊社が販売した機械に間違いないのですが、価格表に表示されている型番は、弊社でその当時扱っていた上位機種のものだったのです。単純なミスなのでしょうが、無用のトラブルに発展するのではないかと懸念しています。

興味深いのは、ネットオークションの落札価格が、その機械の当時の販売価格を上回っているケースがあることです。件の機械を販売していた時代とは大分状況が変わり、今の品揃えの中に、その機種に匹敵するものが存在しないせいかも知れませんが、面白い現象ですね。