前回の例は、サンプル機はよかったのに本番機はひどかったというお話。しかし、サンプルからしてひどい品質の機械を掴まされたこともあります。
実はこのメーカは、社長さんが売り込みに非常に熱心で、事前の打ち合わせでも、私たちの希望を柔軟に取り入れてくれました。会社もしっかりしている上、その製品群は世界中に輸出されていることから、サンプル機に大いに期待をかけました。しかしながら、結論からいえば、品質的にはとても弊社の基準に達せず、商品化には至りませんでした。キズが多く、鋳物上に巣があり見栄えが悪い、構造に欠陥があるのかジブ調整ができない、自動送りが効かない・・・など様々な問題がある機械でした。なによりも驚いたのは、電源スイッチを入れてもまともに主軸が回転しなかったことです。原因は配線ミスだったのですが、出荷する前に、本当に回転テストを実施したのだろうかという疑念まで抱く結果になりました。
実をいうと、弊社がその機械を品ぞろえに加えるか否かを判断する基準は、必ずしも品質だけではありません。品質にやや問題があっても、札幌工場でそれらの問題をクリアできるのであれば、採用となることがあります。でも、このメーカの機械の場合、まともに整備・調整することが不可能なほど、コアな部分で問題がありました。
今回は熱心にお見合いをすすめる「仲介者」の言葉を信じて、お見合いしたけど、全く期待はずれだったというケース。トホホ・・・
余談ながら、このメーカの機械をある日本の業者が輸入販売しているという話を聞いて、驚きを禁じえませんでした。一体どのように品質問題をクリアしているのだろう。購入したお客様からクレームが来ないのだろうか?