先日工場で、製品のカタログ用写真の撮影を行いました。このような撮影は通常、新製品が出たり、製品の仕様が変更になったりするタイミングで実施しています。

撮影するのは、地元札幌のプロカメラマンのMさんです。もう10年以上にわたって、弊社の各機種の撮影を担当して頂いています。撮影機材一式を工場に持ち込み、俄かスタジオを設営して撮影に臨みます。モデルを務める弊社の社員も神妙な面持ちでカメラの前に立ちます。半日なり1日という限られた時間内で、複数の機種やアクセサリ類を、いろいろなアングルで撮影しなければなりませんので、事前に進行表を作成し、撮影漏れが生じないようにしています。

まず撮影対象となる機械を引き出して、カメラの前にセッティングします。とりあえずセッティングが済んだら、対象機種に取り付けるアクセサリの種類が間違っていないか、取り付け位置が適切か、死角になっている部分はないか・・などなど、入念にチェックします。ここは相当気を使うところです。それでも、今はデジタルカメラの時代になり、撮影した画像をその場で確認出来るようになりましたので、万一何か問題を見つけても、すぐに撮り直しが出来ます。そういう意味ではセッティング作業も、昔に比べれば本当に気が楽になりました。

無事撮影が終わった機械は速やかに片付けて、次に撮影する機種をセッティングします。最後の1カットの撮影が終わるまで、それの繰り返しです。したがって撮影日には、セッティングを担当する係は、最後まで現場に張り付き、息つく暇がありません。