最近、中国の食品加工業者が、使用期限の切れた肉や床に落ちたチキンナゲットを出荷していたというニュースが流れました。日本国内のハンバーガーチェーンやコンビニ向けに、この業者のチキン製品が出荷されていたことから、日本でも大騒ぎになりました。床に落ちたチキンナゲットを、従業員が何の躊躇いもなく釜にぶち込むシーンを捉えたカメラの映像に衝撃を受けた人も多いと思います。

でも日頃、海外製品の品質の悪さに泣かされている身としては、このようなニュースに接しても、あまり驚きません。「いつものことだよ。」幸か不幸か、使用期限切れで使えなくなる機械部品というのは、あまりありませんが、床に落ちた機械や部品については、私たちにも心当たりがあります。例えば、輸入された旋盤やフライス盤の梱包を開けてみたら、機械の底部に土が付着していたり、アフターサービス用に調達したスペア部品に砂のようなものが付いていたりした経験が何度かあります。部品自体はきれいでも、包装に使用されているビニール袋が薄汚く、埃や油のようなものがこびり付いていたなどといったこともありました。
きっとあの食品加工工場と似たようなことが行われているのでしょう。

ニュースによれば、使用期限切れや床に落ちた肉を平気で使っていた従業員が、「どうせ自分が食べるわけではないので構わない」という意味のことを言っていましたが、私たちと付き合いのある一部の海外メーカーも同じような雰囲気なのかもしれません。「自分が使う機械でないからいいや」、「誰も見ていないからいいや」、「不具合があっても、どうせ日本で手直しするからいいや」、みたいな臭いがプンプンします。

受け取って、手直しに悪戦苦闘する私たちは堪りませんが、これが現実です。