先月の半ば過ぎに、だんまりを決め込んでいた(?)海外の取引先から、「モノはほぼ完成した」とのメールが入りました。
待ちに待ったモノがいよいよ入るのかと小躍りして喜んだのもつかの間、よく文面を追っていくと、出荷までにはまだまだ時間がかかることがわかり、一気に喜びが落胆に変わってしまいました。
完成したモノは、コロナ感染対策の一環として、船積み前に港の倉庫に1週間以上留め置かなければならないというのです。
港で人間を隔離するならわかりますが、輸出する製品を隔離するというのです。
“隔離”期間が過ぎると、いよいよ船積みですが、コンテナの確保が出来ないという理由で、早くても2月中旬までは動きがとれない、とのことでした。
その後、何度か先方に進捗状況を確認する意味で連絡を試みましたが、再び返事が来なくなりました。
ちょっと心配です。
一方、別な海外メーカからは、発注していた部材の一部が入荷しました。
無事に届いてヤレヤレなのですが、入荷した部材を確認してみると、今まで鋳鉄製だった部品の一部がアルミ製に変更されているのに気付きました。
現地では鉄が不足しているという話を聞いておりましたが、アルミへの変更は、その影響なのでしょうか。
でも問題は材質だけでは済みませんでした。
形状も、いままでのものと変わっていたのです。
早速検討した結果、アルミ製の部品の一部を、改造したり、部品を追加したりしないと、耐久性に問題が生じる可能性があることが分かりました。
入荷した部材の整備を直ちに開始し、お待ち頂いているお客様に出来るだけ早くお届けするつもりでいたのに、追加使用する部品の調達などに時間がかかり、お届けが予定より10日以上遅れる可能性が出てきました。
コロナの影響は、とどまる所を知りません。