海外の港の倉庫に“隔離”されていた機械の船積みが終わり、近く日本に向けて出港となる見込みです。
順調に行けば、今月下旬に札幌工場に着く予定です。
当初の予定から、半年遅れです。
でも、まだ安心出来る状況にはありません。

第1関門は、予定通りに東京港に到着するかです。
出港さえすれば、まずは大丈夫だとは思いますが。

第2関門は、到着した荷物の破損などです。
海外製品に使用される梱包材は粗悪品が多く、東京港に着くまでの間に破損するケースが跡を絶ちません。
梱包材の改善を再三にわたり海外メーカに要求していますが、思うような成果が上がっていません。
加えて、港での荷物の積み出し作業中の破損です。
荷物を落としたり、フォークリフトの爪が、誤って梱包を突き破り、中の部材を傷つけたりするトラブルは珍しくありません。

第3関門は、札幌工場に到着した後の、受け入れ検査です。
外観チェック、欠品チェックなどを実施しますが、仕様が勝手に変更されたり、重要部品の欠品があったりすることはザラにあります。

第4関門は、出荷前検査(整備作業)中に見つかる、不適合品です。
これも一向に減りません、

そして、最後の関門は、国内調達品の確保です。
電装品の一部が品薄になっており、今回入荷する部材の台数に見合う数量が、確保出来ていません。
目下、部品の確保に奔走しています。

滞りなく事が運ぶことを願っております。