4月の日誌では、価格高騰により仕事がしづらくなってきていると記しました。
しかし、仕入れに関して言えば、問題は価格だけではありません。
現物そのものの調達が難しくなりつつある商品が増えています。
その一例が、機械に使用するベルトです。
弊社が取り扱う旋盤・フライス盤の一部には海外規格のベルトが使われています。
これまでの常識では、ベルト類には国際規格があり、入手不能になる心配など想定していませんでした。
ところが実際には、海外製機械の中には、日本国内では調達が極めて困難な特殊ベルトを使用しているものがあります。
国内メーカーでも製造していない規格であり、代替品も存在しません。
それでも、海外から安定的に調達できるのであれば問題はありません。
事実、これまでは定期的に輸入し、ユーザ様のご要望に応えてきました。
しかし、ここ数年で状況が変わり始めました。
いつものように海外の取引先へ発注したところ、当該ベルトの「廃番・供給停止」を通告されたのです。
機械本体に何の問題がなくても、ベルトがなければ動かすことはできません。
このベルトを5年に一度ほどの頻度でご購入いただいている古いユーザ様もおられます。
私たちは可能な限り探し回り、ようやく製作してくれる海外メーカーを見つけましたが、価格は従来の3倍以上。
さらに最低発注数量も非常に大きく、当社にとっては大きな負担でした。
それでも必要不可欠な部品であるため、やむを得ず調達に踏み切りました。
同様の事例はベルトに限りません。
例えば、ある帯鋸刃は従来品の調達が不可能となり、仕様が若干異なる代替品に切り替えざるを得ませんでしたが、価格はほぼ2倍に跳ね上がりました。
先ほどのベルトについては、次回の再調達は極めて困難だと考えています。
誠に遺憾ながら、現在の在庫が尽きた時点で販売終了とせざるを得ません。
これまで当たり前のように調達できていた消耗品が、入手できなくなる――。
そのような事態が、私たちのような小さな会社にも現実として迫りつつあります。

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