毎年9月に、日頃工場で使用している検査・測定・試験器具類の校正、再調整作業を実施しています。対象となるのは、テストバーやテーパーゲージをはじめ、マイクロメータ、ダイヤルインジケータなど多岐にわたります。テストバーだけでも数十本あるので、これらのチェック作業には大変な労力を要します。言うまでもなく、出荷前検査で使用する器具に狂いがあっては正しい検査が出来ません。従って、使用する検査器具類のチェック作業は極めて慎重に実施しています。
テストバーの検査では、弊社で保管している「原器」にバーをはめ込んで、誤差の有無を調べます。ここで、校正基準を外れたテストバーが発見されれば、社内で再調整します。場合によっては、外部に調整を委託することもあります。今回の検査では、幸い校正基準を外れたテストバーはありませんでしたが、基準ぎりぎりで合格というものがありました。これについては、近いうちに再調整作業を実施する予定です。テストバーの再調整作業は私たち工場の腕の見せ所です。
精度調整ではキサゲ作業などが注目されがちですが、縁の下でテストバーなどの試験器具類の地道な校正作業がなければ成り立ちません。いわば、札幌工場の影の主役です。


様々なサイズのテストバー