札幌工場には、毎月海外からコンテナで機械や部品類が入荷します。入荷した品物はすぐに開梱し、仕様、欠品や破損の有無などを確認するのですが、仕様が違っていたり、形状の異なる部品が入ってきたりするトラブルが多く、大きな負担になっています。

弊社の場合、海外の取引先にお願いして、仕様の一部を変更してもらったり、部品を特注で作ってもらったりしているので、それがトラブルを誘発する原因になっているのかもしれません。事前に先方と入念に仕様のすり合わせを行っているにもかかわらず、なかなかトラブルがなくなりません。海外の取引先メーカーの「標準品」だけを輸入するのであれば、こうしたトラブルはある程度防げるのかもしれませんが。

でも「標準品」を札幌工場でただ整備するだけでは、納得のいく品質やスペックに達しないので、どうしても特注品が必要になるのです。
私たちの工場では、海外のA社の特別仕様の機械を整備し、海外B社の部品と国内調達の部品を組み込んで製品に仕上げるなどということを日常的に実施しています。
だから「標準品」だけでは、メカニクス札幌工場の製品が成り立たないのです。
外観が似ていても、他社様の機械と異なる理由はここにあります。

最近入荷したフライス盤では、なんとスピンドルの仕様が間違っていました。これほどお粗末な事例は近年珍しく、怒りを通り越して、ただただ呆れるばかりでした。
別な取引先からは、特注でリング状の部品類を調達しているのですが、今回入荷したのは、なんの変哲もないワッシャーでした。先方に正しい部品を要求したところ、新たに送られてきたのは、得体の知れない筒状の部品でした。怒りを抑えつつ、再度正しい部品を要求中ですが、果たしてどうなることやら・・・

「標準品」といえども、この手のトラブルは皆無とはいえません。例えば、フライス盤のテーブルに使用するX軸、Y軸のリードスクリュー・・・・X軸を頼んだのに、入荷したのはY軸だったり、その数量が違っていたり、トラブルは尽きません。

海外の取引先の中にもしっかりした会社がありますが、一部の取引先では、私たちとの窓口となっているセクションと現場との意思の疎通が十分に図られていないように見受けられます。結果的に、それが仕様間違いや誤出荷の原因になっているようです。
そして、その尻ぬぐいをさせられるのは常に札幌工場です。

 
海外から到着した機械・部品類の受け入れ作業