先日、製造上の必要があって、ドイツの仕入先に部材を発注しました。
長年にわたり取引を続けている会社です。 

部材が値上がりしているのは、ドイツも同じです。
取引はユーロで行います。
日本円に対してユーロもかなり高くはなっていますが、ドルほどは値上がりしていません。

今回は発注数量が少ない上、急ぎなので、航空便で輸入することにしています。
この仕入先からは、春先にも航空便で部材を調達しており、運賃もある程度予想していました。

ところが、先方から提示された航空運賃は予想を大幅に上回り、愕然としました。
なんと半年前の2倍以上だったのです。

海外から仕入れる部材の高騰に対して、ただ手をこまねいている訳ではありません。
色々と策は練っているのですが、なかなか追いつきません。

長らく円高傾向が続いてきたため、品質面はともかく、部材は海外製の方が断然安いというイメージを抱いてきました。
ところが、国内で調達した方が、トータルコストが安く、品質的にも安心感がある部材が、ちらほら出てくるようになりました。

今までの“常識”が、変わりつつあるように感じます。