札幌工場は、海外から小型旋盤やフライス盤の部材や機材を輸入し、それを独自のノウハウにより整備・調整し、品質や性能を高めた商品に仕上げて、お客様にお届けするという仕事を長年続けて参りました。
この日誌でも度々言及しているように、作業の過程で、修正が困難なキズモノなどが見つかれば、自製品や国内調達品と交換しています。
中には、はじめから無条件で交換している部品もあります。
キズモノや難ありの部材は、結局廃棄することになるのですが、やはり非常に抵抗があります。
「もったいない」と思ってしまいます。
世間では、リサイクル、リユース、そしてアップサイクル(廃棄物や不用品を加工して新たな商品にする取り組み)などが盛んに行われています。
限りある資源を有効に使っていくことは、地球環境を守る上で重要であることは論を俟ちません。
工場を見渡せば、廃棄予定の部材でも、何かに利用できそうなモノがありそうです。
そこで、最近は工場で発生するキズモノの部材などを廃棄しないで、商品に組み込めないか、或いは別な商品に転用できないか、試行錯誤しています。
もちろん、工作機械ですから精度や基本的な性能に問題がないことが大前提となります。
それに正規品より割安でなければ意味がありません。
まだ初歩の段階ですが、こうした部材を活用した商品を「数量限定品(※)」や「アウトレット商品」として順次ご紹介させて頂いております。
常にキズモノ部品が出るわけではないので、品数も数量も少ないのですが、それでも“品揃え”が豊富になってきました。
是非一度、ご検討下さい。
※数量限定品には、正規品と全く同じ精度・品質でありながら、保証期間を短くした特価品や、付属のアクセサリなどの内容を変更し、特別にアレンジした商品などもあります。
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