中国の取引先より1年ぶりに旋盤の部材が到着しました。
この機種の部材は、部品の作りが悪く、不適合部分も多く、過去に幾度となく改善要求を出してきましたが、なかなか思いが伝わらず、札幌工場での整備に苦労してきました。
現地はゼロコロナ政策解除後の感染者数増大などの影響で大分混乱しているようで、まともな部材が届くかどうか、強い懸念を抱いていました。この取引先からは、過去に、長さの異なる旋盤ベッドが送り付けられ、煮え湯を飲まされた経験があり、それがトラウマになっていましたので、なおさらです。
果たして、到着した荷物を開梱し中身をチェックしたところ、幸い、特に異常は認められませんでした。
異常がないということは、1年前に入荷した部材と、部品の作りの悪さも全体の仕上がりも、そして精度もひっくるめて同じであるということです。
つまり、1年前に発見した“不適合”部分は、今回も全く変わらず不適合だという意味でもあります。
従って、私たちも1年前と同じように不適合部分の修正に苦労させられることになります。
やれやれ。
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