先週、海外の仕入先から、航空便で比較的大きな荷物が1個届きました。
頑丈そうな木箱で、総重量は100kg弱ありました。

中身はフライス盤のヘッド部分の鋳物部品(アセンブリ)です。
夏の終わりに、ヘッドの鋳物に修復不能の不良個所が見つかったため、交換用として仕入先から無償で取り寄せたものです。

かなり強硬にクレームをつけ、大至急まともな鋳物部品を送るよう要求していたのですが、こちらの思い通りにはいかずに、代わりの鋳物部品の確保に、想定を超える時間がかかってしまいました。

幸い、入荷した鋳物部品には特に問題がなく、機械への組み付けも完了しました。

元のフライス盤から不良ヘッドを取り外し、新しいヘッドを取り付けた後、部品の再組み付け、モータ、スイッチなどの電装品の搭載および配線、精度の再調整を実施しました。
結局、通常より大幅に時間と手間がかかってしまいました。

仕入先には、今回の不良鋳物のせいで、お客様に多大なご迷惑をお掛けしていることなどを説明すると同時に、再発防止策をとるように強く要求しました。
仕入先も真摯に対応してくれてはいるのですが、結局、指摘されたところを新たにチェック項目に加えると言うだけで、根本的な再発防止策には程遠いように感じました。
まあこれは、今に始まったことではありませんが。

同じ仕入先からは、今後も部材の入荷予定がありますが、不良でないことを祈るのみです。