毎年、暖かい季節になると、札幌工場では建物関係の定期点検を実施しています。
冬の間、工場の屋根や周囲に積もった雪やつららなどの影響で、建物が傷みます。破損などを見つけたら、早めに修繕しなければなりません。
夏が過ぎ、秋になって、やがて雪が降りだせば、建物の修繕作業が困難になるからです。
工場には木造の古い建物が残っています。
ひと冬越すと、屋根に設置されている雪止めが割れていたり、窓の鉄製の格子が変形したりしているのを見つけることがあります。
鉄骨造りの新しい建物でも換気口が破損していたり、シャッターに不具合が出ていたりすることが多々あります。
そんな中で、今年はちょっと背筋が寒くなるような問題を発見しました。
まず、スズメバチの大きな巣を見つけたことです。
木造工場の軒下にぶら下がっていたのですが、死角にあたる場所で、見落としていたようです。
幸い、巣の中にはハチはいないようでした。
昨年の点検時には巣はありませんでした。
或いは見過ごしていただけかもしれません。
社員や近隣の人々が刺されるなどの被害を出さなくてよかったです。
蜂の巣は直ちに駆除しました。
次に、敷地内のプラタナスの切り株に大量のシロアリが発生していたことです。
こちらは、すぐに薬剤を散布し、駆除しましたが、原形をとどめないほど切り株が喰い尽くされていました。
すぐとなりに白樺の切り株があるのですが、こちらは全く被害がありませんでした。
シロアリはプラタナスがお好きなのでしょうか。
いまのところ、それ以外に、切り株、建物ともにシロアリの被害は出ていないようです。
建物の破損にばかりに目がいって、敷地内の切り株には思いが至りませんでした。
機械の整備では、いろいろ目を光らせてチェックしているのに、蜂の巣やシロアリ被害に全然気付かず、反省しきりです。
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