9月も半ばとなり、札幌は大分涼しくなってきたように思います。
長い夏でした。

毎年夏になると、首都圏や関西に住む友人らに、「札幌の夏は爽やかで気持ちがいいでしょう」などと羨まれたものですが、最近はそんなことも言われなくなりました。

それにしても、この夏の記録的な猛暑にはへこたれました。
工場も暑いですが、2階にある事務所はもっと暑く、事務方の社員は悲惨です。
事務所にはスポットクーラーが設置されていますが、あまり冷房効果は高くありません。

東京の事務所から出張してくる社員は、札幌工場にはエアコンがないので暑くて耐えられないと言います。
東京も酷暑ではありますが、オフィスではエアコンをガンガン運転しているので、室内にいる分は快適です。
でも、こちらではそうはいきません。

かつて北海道の夏は、どんなに暑くても、風が吹くとエアコンのように冷たく、心地よかったのですが、いまは窓を開けると熱風しか入ってきません。

最近、道内の小中学校へのエアコン設置を検討する自治体が相次いでいるというニュースがありました。
道内では、学校でも民家でも、エアコンの普及率は、道外に比べて低いようです。
もともと夏は短く、涼しく、本当に暑い日が数日しかない、という前提があったので、エアコンを設置する必要性が薄かったのです。
でも、そうした考えは最早通用しなくなりました。

出入りの建設会社の社長さんの話では、オホーツク海沿岸地域でも、新築の建物にはエアコンが必ず付いていると言っていました。

5年前の日誌で書かせて頂いた通り(※)、札幌工場にはエアコンの室外機を置く適当な場所がありません。
来年の夏も、間違いなく猛暑でしょう。
暑さ対策として、どんな対策をとるべきか、目下思案中です。

札幌工場作業日誌「初めて冷房が入る!」2018.08.08